〜レグナム用ビルシュタインショックの流用〜

現在ショックはKYBのNew SR Specialなのですが、
純正ショックよりは多少硬くても、純正+αの乗り心地重視のセッティングの為、
まつぼう的にどうもフワフワしててイマイチです。 ( ̄〜 ̄;)
他のショックもそれほど極端に変わらないことから、
いっその事、車高調?・・・と、いきたいところですが、先立つモノが・・・( ̄▽ ̄;)
なら、お安く中古・・・と、いいたいところですが、
2代目ディアはローダウンサスなんかはあっても車高調なんかは、ほとんどレア状態で
自分で新品なんかを購入しない限り、お目にかかれません (TロT

かなり昔からレグナム系の足回りが流用出来るウワサがありましたが、
実践したという話を聞いたことがなく、人柱として実践するには、お値段が高すぎます。

・・・なら、純正ショックを落としてきて調べるのはどうだろ?と
純正ショックを1000円で落札して調べてみました。

ショックの比較画像です。(リア)

上がディア純正リアショック、下が落としてきたリアショックです。
取り付け部位の穴の径、ボルトピッチ径なんかはいっしょなのですが、

・ロアシート(サスを乗せる部分)位置違う
    
↑仮に同じサスを装着出来るとすると、ディア用より車高が下がる

・ロアシートの径が小さい
    
↑ディア用は使えないので、レグナム用サスを流用

・アッパーマウントの車体と固定するボルト数が違う(ディアが3本に対し2本)


ということが分かりました。 ( ̄〜 ̄;)う〜ん
ロアシート関連はレグナム用サスを流用することで解決でも、
アッパーシ−トのボルト数が違うというのは致命的ですので、

・ピロアッパーなし、純正アッパーシートを使用するタイプの車高調を狙いました

車重による減衰セッティングの事も考え、
ディアよりかなり軽い2駆レグナム用は避け、
車重がほぼ同じの4駆レグナム用を狙いました。

いろいろとブツを漁っていますと、
中古ショップHPにVR−4用ビルシュタインのショックが・・・
中古とはいえ、ビルシュタインが2万円?!・・・状態悪そう??

ヤフオクの落札相場を調べてみると、2万〜3万でした。
・・・『ビルシュタイン』という名前にフラフラといってしまい、
購入しちゃいました(^^;)


こっちはリア用に用意した、Kg/mmのDRレーシングというサスです。
新品リアのみなのですが、モデル廃盤の処分特価で
メーカー自身が1000円という、持ってけドロボー状態で
ヤフオク出品していましたので、迷わずゲッチュ〜しました(^^;)

このサス、このメーカー独自のちょっと変わった仕様らしくて、
バネレートが2.4kと、6.2kと、バネレートが2段階になっています。
メーカーの説明によると、普段は柔らかい2.4kのバネが動作して
激しい動きで2.4Kのバネが縮みきると、
6.2Kのバネが動作するという仕組みらしいです。

以前、サス、ショック交換した際、ブッシュ類がお疲れ気味な感じでしたので、
今回、ブッシュ系をリフレッシュさせようと、ディーラーで部品を注文してきました。
リアのスプリングパッド(サスとアッパーマウントの間に挟ませるゴム)は
VR−4用ですが、それ以外は全てディア用です。

正確な値段は忘れちゃいましたが、全部で9000円ちょい掛かりました。

フロント用、レグ用ビルショックと、ディア用ショックの比較です。
取り付け部位のラインを合わせて置いてみました。

ビルショックのCリング位置は5段階中の3段階の中間位置です。
ロアシートがディアショックよりも下なのが分かりますでしょうか?

車高調整はロアシートを下げると、車高が下がり、
ロアシートを上げると車高が上がる仕組みになっております。

・・・最初はロアシートを上げる事で、サスとショックを縮めて
車高が下がる?なんて思ってたのですが、逆ですね(^^;)

とりあえず流用ということで、ディアに装着すると、どれぐらいの車高に
なるか分からないですので、3段階で装着してみることにしました。


Cリング

ビルショックのロアシート部分のアップ画像です。

ショックのロアシートを上げてみますと、5mm間隔の溝と、『C』の形状をした
リングが姿をあらわしました。
このリングを別の溝に取り付ける事によって車高を調整するようです。

驚きなのが、Cリングの2mmほどの出っ張りに
ロアシートが乗っかっているだけで、あとはなんにも固定していません。

たった2mmの出っ張りに車重が掛かってるなんて・・・( ̄▽ ̄;)!!ウヒョ〜!

取り付け部位

ロアシート

-------

←カット

これはバンプラバーです。
今回、ビルショックでさらに車高が下がるということによる、
ショックのストローク量が下がるということで、ショックの底付き頻度が上がる?
と思い、ストローク量を稼ごうと、下部分のくびれ部分をカットしました。

こっちはリアです。
リア側も3段階状態の高さです。
こちらもロアシートがディア用より下がっていますね。

これはリアサスのアップです。
明らかにサスの巻き径が違うのが分かります。

ショック交換途中のブッシュの比較画像です。
左が使用前の新品、右が今まで付いてた、お疲れモードのブッシュです。

ショック交換完了の画像です。
(ショック交換手順はすでにUPしていますので省略(^^;)

左が交換後、右が交換前の状態です。
・・・低っ!( ̄▽ ̄;)!!
まつぼう的にかなり低いです ( ̄〜 ̄;)う〜ん
これはショック交換直後に撮った画像なのですが、
各部が馴染んできて、後日、更に車高が下がってきました( ̄▽ ̄;)

フロントは3段階目ですが、リアはフロントの下がり具合にビビって
一番車高が高くなる1段階目にしました(^^;)

さっそく試走してみますと・・・おお!しっかり!(* ̄∇ ̄*)
別物の車に乗ってるみたいに乗り心地が激変して硬くなりました。
(硬くなっただけに凸凹をよく拾いますが(^^;)

ただ・・・低すぎて今まで余裕でクリアーしていた段差でもアゴを擦る様になり、
さらに行動範囲が狭くなってしまい不便と思い、後日、フロントを1番高い1段階目に車高を上げました。
車高を上げてから更に試走したのですが、・・・あれ?マイルドになってる!?( ̄▽ ̄;)
3段階目の時は凸凹がひどいところを走ると、体が一瞬フワッと浮き上がるような硬さだったのですが、
1段階目にして、硬いながらも、マイルドな感じの乗り味に変わりました。(* ̄∇ ̄*)いい感じ〜♪

リアは・・・

・ショック
・サス
・アッパースプリングパッド


の3点を流用しています。
※レグナムのアッパーブラケットは
(図でいう4のブラケット)
取り付けボルトがディアが3本に

リアもフロント同様バンプラバーをカットしています。


レグナム用のアッパースプリングパッドは
ディーラーに注文して下さい。




カット

-----

〜リア〜

カット

〜フロント〜

BBSに限らず直メールでも、どのパーツを使って
流用したのか?という質問が多いのですので
整備解説書の図で解説させていただきます。

基本的に加工ナシでも装着出来ますが
うちの場合は、
ストローク量が減って
バンプタッチ(底突き)するかも?
と思いバンプラバー下側をカットして
ストローク量を稼いでいます。


赤矢印で示したパーツがレグナム用部品です。


フロントはショックのみで、
あとはすべてディア用です。

-----

・・・で、どのパーツを流用したかというと・・・?

この流用方法は、うちが装着した純正バネ形状の車高調の流用を解説しています。

上記文中にも書きましたが、 レグナムのアッパーブラケットは(図でいう4のブラケット)
取り付けボルトがディアが3本に対し2本しかなく取り付け不可なので、ピロアッパーなしモデルを選んで下さい。

直巻きタイプの車高調の場合も応用で装着出来る様ですが、
モノによってアッパーブラケットの下部の凸に干渉して(バネ巻き径が小さい為?)装着出来ないらしいのです。

〜装着不可らしい直巻き車高調〜

・テイン  ベーシックワゴンダンパー


〜装着可能の報告を聞いている直巻き車高調〜

・タナベ サステックプロ NF
・タナベ サステックプロ GF