 |
これはルーフの状態です。
年式の経ったクルマではお約束の、ルーフ及びボンネットの塗装劣化が
うちのディアにもやってきました(TロT
今まで色んなパーツは塗ってきましたが、
基本は塗装部屋(2階)に持っていける小物パーツが中心で
ボンネットやルーフの様なデカイものは塗った事がない、
ディア本体を持ち込んでホコリを気にせず塗れる場所がない
・・・というより、でかくなるほど塗装難易度が飛躍的に上がる
シンフォニックシルバーをキレイに塗れるか?( ̄〜 ̄;)
・・・という自分のウデに自信がなく躊躇していたのですが
いざ、ボンネットやルーフの塗装工賃の相場をググって見ると
合計10万円前後という金額にドン引きしΣ(TロTうほーっ!!!
多少ヘタクソでもまったく手付かずよりかはマシだから
なんとか塗って板金代を浮かそう!とチャレンジしてみました。
※画像右下のボディーが黄色く写っているのは
黄色味の蛍光灯の光のせいです。 |
 |
まずは洗車してルーフのワックスなどの油膜を取り
・目に付いたキズなどをパテで補修
・ルーフ全体にスコッチブライトを掛けてキズを付けて足付け
・シリコンオフで脱脂
と、いつもの工程を行い、
ルーフの角の立っている部分、窓枠を境にマスキングテープでマスキングをして
マスカー(養生テープにビニールが付いているヤツ)で
ボディーを大きくマスキングしました。 |
 |
次にサフ塗りなのですが、
大きい面積になるほどシンフォニックシルバーの色が非常にのりにくい、
隠ぺい力がないクセにムラになりやすいと、
うちのウデで悲しいけれど正攻法でははっきりいって手に負えないので
元のボディー色を残す様にして、なるべく上塗りムラが分かりにくくなる様、
透明の下地塗料で、本来は木工用の
お気に入りのウレタンシーラをガン吹きしました。(;^_^A邪道 |
 |
塗装面積がとにかくデカく、手で全体を磨くのはしんどいので
600番のペーパーを付けたフリーサンダーで大まかに磨きました。
重くなるモーターは搭載せず、圧縮空気でタービンを回して振動させるので
このテの機械では軽くて中々よさげです。
大まかに掛けたあと、キズを確認しながらパテなどで修正し、
今度は手磨きで600、800、1000番と磨きキズをならしながら磨きました。
|
 |
磨いて粉まみれになったルーフを濡れ雑巾で拭いて乾かし
ホルツの缶スプレーのシンフォニックシルバーを塗りました。
シンフォニックシルバーの地にシンフォニックシルバーなので
まだマシなのですが、やはり塗りムラがなんとなく出ています(TロT難しい
今回丸々2本使ったのですが、普通にサフを吹いてサフ色から塗っていたら
倍の量は掛かっていたと思います(-。-;)
|
 |
乾いてから今度はウレタンクリアーをガン吹きしました。
これだけ面積が大きいと現在使っているガン(口径1.0mm)
では吐出量不足でチマチマ塗りになってしまい時間がかかって
最初塗った部分が生乾きになってしまって塗っている最中の霧と
うまく馴染まず、ザラザラのかぶり気味になってしまいました( ̄▽ ̄;)
そのため塗り終わってからすぐさま塗料とシンナーを1:1の
非常に薄いウレタンクリアーを調合して
ソフト99のボカシ剤の感じで塗って、かぶりを馴染ませました。
下地のシーラーを塗っていた時からなのですが・・・
非常に細かいオガ粉が絶えず空中を漂っていて
時折オガ粉の固まりが塗装面にポトポト落ちてきます・・・(TロTジョ〜
蛍光灯の写りこみ部分がホコリっぽい感じに写っているのはその為です(TロT
懸念していたホコリの落下が見事に当たりましたil||li_| ̄|○ il||li
画像に写っていませんが壁に工場向けの強力な換気扇が設置されており
事前に地面に水をまいてオガの巻き上がりを防止して
換気扇を回し細かいオガ粉と塗装ミストを排出して
なるべく塗装面に落ちない様にしたのですが・・・
効果がありませんでした(TロT
木を切った削ったりする所なので、
塗装するには最悪な条件の場所と分かってはいたのですが・・・
ディアが駐車出来てエアーホースを使えてるのは
ここしかありませんでしたので・・・(ToT)/~
1時間ほど経って生乾きの状態でマスキングを剥がしました。
不幸中の幸いなのは、汚れもツヤも目立ちにくいシルバーでしょうか?
ザラザラなのですが以外とホコリが目立っていない感じでした。
|
 |
ルーフ塗装から1週間後・・・今度はボンネットの方を挑戦です。
ルーフほどひどくはないのですがこちらもクリアが剥離してきて
白く変色してきています(TロT
上記と同様の作業を行い、マスキングしました。 |
 |
下地のウレタンシーラーを塗って乾かし磨きました。 |
 |
前回のシンフォニックシルバーを缶スプレーで塗るのも
ムラが出てキツイと思い、少しでも楽にうまく塗れたら・・・と思い
ヤフオクで調色済みの1液性ウレタン塗料のアクロベースという塗料を購入しました。 |
 |
早速ガン塗りしてみました。
お!中々いい感じ!(* ̄∇ ̄*)
この塗料のウリの隠蔽力の強さはたしかにスプレーよりあるかと思いました。
この色も吊るしの色なのですが
うちのパーツを持っていって調色した?と思うほど
フェンダーとの色のマッチングも良好でした。
・・・ただ、うちの力量が足らないので
やっぱり少しムラになりました(TロTトホホ・・・ |
 |
さらに今回はボンネットを塗るには明らかに吐出量が足りないガンではなく
余裕のある口径1.3mmのガンと、
前回のウレタンクリアより値段が1.5倍だけど、
さらにツヤの出るクリアを買ってきました。 |
 |
・・・なのですけど、買ってきたガンが大ハズレ(TロT霧が全然細かくありません
おまけに噴出し範囲を広げると、霧が2分割するような感じで
霧の両端がたくさん出て真ん中が薄くなるというよく分からない仕様・・・。
クセをうまく把握できず
気が付けば部分部分を垂らしてしまいましたorz情けない
レビューでよさげな事が書いてあったので期待していたのに・・・
2000円と安かったのが不幸中の幸いとあきらめます(TロTトホホ・・・
|
 |
3日ほど乾かして、タレた部分を削ることにしました。
木の板に2000番のペーパーを巻き、
指でタレの凸凹を確認しながら深い磨きキズが付きにくい様に水研ぎをして
磨き過ぎて色を剥がさない様に注意しながら磨きました。
ある程度、板でタレた部分を削り、
仕上げにウレタンゴムに使い古した2000番のペーパーを巻いて水研ぎして
まわりになじませる様にしました。
※磨きキズをよく取らずにコンパウンドを掛けると
くすんだツヤになりますのでよく取った方がよろしいかと思います。 |
 |
以前からちょっと興味があったのですが、
今回の広い面の磨きキズを手でコンパウンドをかけるのは
しんどいと思い、ポリッシャーを買ってみました。 |
 |
早速使ってみました。
・・・おお!こりゃ楽だ!(* ̄∇ ̄*)
生まれて初めてポリッシャーを使ったのですが
これだけ楽とは思いませんでした。
回転調整付きで小面積のものかデカイ面積で調整なしのコレか迷いましたが
まつぼう的にはこっちで正解でした。 |
 |
ボンネットも施行してとりあえずは完了です。
ジ〜ッとアラ探しで見ればまだまだホコリが付着していたりと
板金屋さんに比べれば足元にも及ばないのですが
これだけ出来たらまあまあかな?と自画自賛です
・・・とりあえずは板金代浮きました!\(≧▽≦)/ |

|