今回手に入れたエボW用のSTAGE21という銘柄のダクト付きフェンダーです。
ディアオーナーの方々がダクトを移植しているのを見て
うちもやってみたい!と思い、手に入れました。

これに決めたのはデザインよりも・・・安かったから決めました(^^;)5000円
フェンダーは形状がまったく違って流用出来ませんのでダクト部分だけ切り出しました。

ダクト穴の形状なのですが、どうも形状が好みではないので
削って形状変更することにしました。
削りたい形状にマジックで印をつけてミシン目状にドリルで穴を開けて
ノコギリで切り出しヤスリで形状を整えていきました。

こんな感じにしました。

よさげな位置を妄想しながらディアにあてがい,ました。

これぐらいはどうかな?と、
フェンダー上部のプレスラインとダクトの上部のラインを平行に設置することにしました。
ディアにあてがってみてもう少し余白部分が少ない方がフィットしやすいのでは?
と思い、余白を1cm程度にしました。
余白を小さくしましたのでもう一度位置決めをして、カットするラインに沿ってマスキングをして
フェンダーを外し
※フェンダーの外し方はコチラ

グラインダーでマスキングに沿って気合一発ドリャー!と切り抜きました。
切り出したフェンダーにダクトを入れました。
ディアとランエボはもちろん形状が違うのでラインが合いません( ̄▽ ̄;)
バイスで半ば強引に反らせて固定させました。
バイスで固定してみた感じ、もう少しダクトに深さが欲しいなぁと思いつつも
あまり深くするとタイヤと干渉するかも?と思い上部のみダクトを深くすることにしました。
フェンダーとダクトの間に8mmぐらいのスペーサーをかまして
ダクトがフェンダーより内側になる様に固定しました。


※作業した感じですが、接合する社外ダクトを純正フェンダーより内側にした方が
ダクトの段差でズドンとラインが落ちるのでつじつまが合わせやすく
ラインが出やすいかな?と思います。

ダクトの段差部分がある面はすぐつじつまが合わせられたのですが、
大変だったのはダクトの段差がないドア側の面です。
この面はツラにしたのですが、不自然なラインにならない様にするのが大変でした。
まったく関係のないダクト内部分にパテが垂れて付着しない様に
アルミテープをパテをせき止める様に貼りつけ

接合部分にファイバーパテを盛りました。

※後で気が付いたのですが、ファイバーパテをテキトーに盛っただけですと
削る時にあまりの固さに後悔します(TロT

ギリギリですと接合部の強度に不安が出ますが
必要以上に盛りすぎた時の切削がヒジョーに疲れます。
ホームセンターで板金用のパテヘラを買って

左官屋の壁塗りの様にパテを平らにならしながら盛るのが良いかと思います。
裏面に足付けで#60でキズを付け、
ファイバーマットを敷いてポリエステル樹脂を塗布して固定しました。

ファイバーパテを当て木を敷いた#60のペーパーでガッシガッシと削りました。
テキトーに盛ったのでパテが凸凹しまくりで平面を出すのが大変でした(TロT

最初の時よりダクトの深さが増したので、それに合わせダクト穴を大きくしました。
一通り削ったところで、パテの巣穴、仕上げのライン出しに
今度はポリパテを板金用パテヘラを使いなるべく平面になる様に盛りました。
地味作業です。キレイなラインが出る様に削っては盛り、
削っては盛りの作業を何度も繰り返していきました。
そろそろいい感じになってきた?と思い、2液のウレタンサフを吹いてみました。
・・・まだまだダメっぽい感じです(TロT


ダクト上部、下部、タイヤハウス側はすぐに面出しが終わったのですが、
ドア側の面出しが中々うまくいきません(TロT

さらに削って盛ってを繰り返しサフを吹いてこんなもんか?というところまできました。
・・・厳密にはまだラインがビミョ〜な感じなのですが、
もう疲れたカンベンして!(TロTという状態でしたので妥協してこれでいきました。
今回、どんな感じか試してみたくて1.2Kgセットで5000円の
ロックペイントのマルチトップハイクリアを奮発してみました。
いつもの手順で作業をして・・・
塗り上げました。
さすが高額ウレタンクリアだけあって1キロ2000円のスタンダードなウレタンクリアとは
ヒケの少なさ、光沢具合が全然違います!

フェンダー穴の裏にメッシュを貼り付け、
元に戻して完了しました!\(^o^)/
アップです。
こんな感じになりました。

・・・作業は上記の感じで、流れ的にワリとスムーズにいっている感じに見えますが
あくまでも一度経験したからここまでいけたワケで
初めての作業である運転席側は踏んだり蹴ったりの状態でした(TロT

・・・ここから失敗編です

右も左もよく分からない状態でとりあえず余白の大きい状態で切り出してみました。
あてがってみたものの・・・形状が違いすぎてバイスで押さえ込んでも
フェンダーにうまく収まってくれない!(TロT


ラインが合わない原因の余白をもう少し小さくすればうまくいきそう?と思いつき
余白を小さくして対処しましたが、余白が大きい状態で切ったので、
スキマが空きまくりました(TロT
ドア側の大きなスキマは裏面にアルミテープを貼って
ファイバーパテが落ちない様にして盛りました。


社外ダクトとフェンダーのスキマが大きくなってスカスカになってしまい
どうしてもバイスだけでは押さえきれず
上部がフェンダーより外にはみ出してしまいました( ̄▽ ̄;)

・・・あとで気づいたのですがこの状態で自然なラインを出すには
純正フェンダー側に相当な量のパテを盛らなくちゃイカンと思い、
これは手に負えない!と思い、もう一度グラインダーで切り離し、
内側になるようにやり直しました(T∇T)
今度は裏側の補強です。
今回初めてのFRP塗布作業です。

作業当時は9月中旬だったのですが気温は36℃と真夏と全く変わらない酷暑状態でした
説明書には30℃を超えた気候下での作業はしないでくださいとは書いてあるものの
半月後、10月上旬のイベント(MMF2011)に間に合わせたい為
少しの時間もムダにしたくない!いつ涼しくなるか分からない気候を待っていられない!と強行しました。
↑失敗の元要因1

フェンダー裏を足付けに#60で傷を付け、
強度はあった方がいいと思い、ファイバーマットを接合部にいきなり2枚重ね
↑失敗の元要因2
30℃の混合比よりさらに硬化剤を少なくして大急ぎで塗布しました。

・・・が、予想よりもはるかに上回る、2分程のスピードで硬化してしまい
全体にぶっかけただけでロクに含浸出来ずに固まってしまいましたΣ( ̄▽ ̄;)!!
上の方は浸っている感じですが下のマットは浸っているのか・・・?

・・・浸っている事を祈ってそのまま次の工程に行きました。
↑失敗の要因3
FRPの仕上がりを気にしつつ工程を重ね
表にポリパテを盛って削ってもう少しでカタチになりそう!
フェンダーを起こそうとした時に
『バキッ!』と、聞きたくないイヤな音が・・・Σ(TロT!!
苦労して出した面にヒビが・・・ 工エエェェ(´д`)ェェエエ工


裏を見ると懸念していたFRPが割れていました(TロT
よく見るとやっぱりというか・・・底側のファイバーマットが
全くポリエステル樹脂を吸い込んでいませんでした(T∇T)

面倒でもあの時剥がしてもう一度やっておけば良かった・・・(TロT

・・・急がば回れ・・・そんな言葉が頭をよぎりましたorz
グラインダーでひび割れ周辺をまるごと切り取って
もう一度ファイバーパテからやり直しました(-_-;;
上塗りをしてやれやれ完成・・・と思いきや
短期間でまたもや同じ部分に段差、ひび割れが・・・(TロT
イベント直前(MMF2011)に大慌てで補修作業をして乗り切ったのですが

その半月後にまた同じ部分に段差、ひび割れが・・・工エエェェ(´д`)ェェエエ工

やっぱりあの時ちゃんとやっておけば・・・と猛烈に後悔です(TロT

2度程ヒビ割れ周辺を外装もろとも根こそぎ除去して直してみたものの、
短期間で再発してしまい
もう一度フェンダーを手に入れて最初からやり直そうか?と思っているのですが、
非常に手間が掛かる故、しばらくやりたくないというのがホンネで絶賛放置中ですw




〜フェンダーダクトの移植〜