イカリングの作成 〜Vol.1〜

BMWでお馴染みのイカリング。なかなか精悍でカッコいいですよね。←うちだけ?
検索をかけると、イカリングが装着されていない本家BMWの車から丸目の国産車など、
色んな車に自作、はたまたメーカーのキットものまで登場しています。
当初はそれほど興味がなかったのですが、だんだんと興味がわいていき、
うちのディアにも付けた〜い!(* ̄∇ ̄*)と思い、トライしてみました。

さてさてうちが付ける前からすでに色々な車に取り付けられていますので、
どういう風に作成しているか参考に検索してみますと・・・基本はアクリル棒を曲げて溝状のキズを付け
光らせるということは分かったのですが、うまく光らせる為にノウハウがあるらしく、

どこもかしこも 
『とある秘密の加工』  『この方法は企業秘密』 煤iTロT企業違うやんっ!
なんてなところばかりで、他の自作関連はオープンに公開していても、
なぜかうまくイカリングを光らせているサイトは、かたくなに方法を隠したがる傾向となっていました。

・・・秘密をバラすと第3国に命を狙われるのか?(゚д゚;)・・・なんておバカな事を考えつつ
←ヽ(´o`;lll オイオイ
更に情報集めに奔走しますとこんな感じで色々なイカリングがあるようです。

            名称
        明るさ    材料コスト         お手軽さ   まつぼう的判定
      アクリル棒による自作加工         ○〜×
  ノウハウによって明るさが
  全然違うらしい
     ◎
 2000円ぐらい
          ×
  かなり手間がかかりそう・・・
      
  安いがかなり
  面倒くさそう
   CCFL管イカリングキットの使用
          (BMW用)
          ◎
  スモールとしての明るさは
         折り紙つき
     ×
 1〜3万円ぐらい
          
   キット物なので楽チンそう
      ×?
 興味あるが
 形状違うっぽい?
       社外メーカーのキット          ○〜△
  メーカーによって違うらしい
      ×
  3〜5万ぐらい
          ○
   キット物なので楽チンそう
     ×
    高すぎ。
 ディア用はナシ
    
     フレキシブル発光ロッドの使用         △〜×
      イマイチみたい
    
  2000円ぐらい
           ◎
   LEDを付けるだけで楽そう
     ×
 使えなさそう・・・
       ネオンファイバーの流用         ???      △
 7千円前後ぐらい
           ○
   切って端子を付けるだけで
            楽そう
    ???
 ちょっと興味アリ
表のような感じになるのですが、液晶ディスプレィのバックライトとしても採用されているCCFL管が
明るそうで良さげなのですが・・・BMW車専用としての使用を前提にしているものですので、
ディアで流用しようとすると、どうもサイズが小さい&形状が違うっぽい感じでダメそうでした( ̄〜 ̄;)う〜ん
※ガラス管なので、曲げ加工などは一切ムリ

・・・ただ、CCFL管キットを販売しているサイトの1つにメーカーではなく、個人のサイト(?)らしいところを発見し、
もしかしてCCFL管メーカーに特注でディアサイズで作ってもらったら、ディアもCCFL管イカリング化出来る?
と思い、いろいろ探し回ってみたところ、唯一やってくれそうなところを発見しました!(* ̄∇ ̄*)オオ!

早速、メーカーの提示する製作可能サイズからディアに合いそうなサイズ(管直径、管径など)を選択し、
問い合わせフォームで作ってもらうと、いくらするか?見積もりを出してみました。

・・・・・3日経過 ( ̄〜 ̄;)

・・・・・1週間経過( ̄◇ ̄;)

・・・・・1ヶ月経過煤iTロTムシかよっ!

フォームの返信用アドレスが間違っていた?と思いキャッシュで残していたアドレスを見ても合っていたので、
メーカーに届いてるはず。

お問い合わせどうもありがとうございます。

お見積もりの件ですが、当社は個人向けの少数ロットには対応しておらず
お客様のご要望には申し訳ございませんが、お応えすることが出来ません
なにとぞご了承のほど、よろしくお願いいたします。


・・・・みたいな、あらかじめ作っておいた、お約束の文章をコピペして送ってくれば、それで納得するのに・・・(ToT)
ムシってのが、なんかムカつきます(TロTちくしょ〜エ○○ム!

・・・ということで、CCFL管は夢破れて3千里状態になっちゃったので、別のデバイスを探して見ることにしました。
オーソドックスなアクリル棒加工イカリングは手間がかかって、その手間に見合う効果が出るかどうか?
・・・どうもそこら辺がアクリル棒加工に躊躇してしまうところで・・・・( ̄〜 ̄;)う〜ん

消去法でちょっと気になっていたネオンファイバーでの加工をしようとメーカーに注文を出してみました。


どこかのサイトのブログにも載ってたのですが・・・
このメーカー・・・やたらとのんびりしてるというか
対応が遅いかったです。
結局、注文出して3日目で注文確認メール、、
それから10日経ってようやくブツが届きました。(-_-X)遅すぎ

早くやりたくてウズウズしてるのに、あまりにも遅すぎるので、
材料費は安いし、試しでやってみようか?と
アクリル棒加工をやってみる事にしました。

買ってきたものは・・・・

・アクリル丸棒6mm(1m)    ・目立てやすり    

・鉢植えの敷き皿(直径約138mm)           を用意しました。


挿入〜

アクリル棒を半分に切り、家にあるオーブントースターに突っ込んで
熱を加えていき曲げていきました。

なにも曲げていませんと、どう考えても入りませんので、
先に入る分まで突っ込んで温め、適当に曲げてコンパクトにしてから・・・

加熱中〜(* ̄∇ ̄*)

うちのオーブントースター(1000W)で大体45秒〜60秒ぐらいで
イイ感じで柔らかくなりました。
※熱いので、軍手必須です。

・・・なんて偉っそうなこと書いてますが、やっちゃってます。(^^;)

あっそうだ!オーブンで加熱してるところも撮らなくちゃ!(* ̄∇ ̄*)

デジカメは・・・え〜とどこだっけ?
とデジカメを探しにちょっと目を離したら・・・やっちゃいました・・・煤iTロTダー!

加熱してオーブンの中でクタ〜としてきたら、アクリル両端を持って
オーブンから取り出し、スーパーダッシュをかまして
ディアのヘッドライトサイズの受け皿を←大体(^^;)
型に素早く巻きつけて冷えて固まるまで少し待ちました。

慣れると一発でキマるのですが、慣れないとアタフタして型に馴染む前に
冷えて固くなってしまいますので、再度加熱してやり直しました。

・・・で、これが丸めたアクリルです。
なかなかイイ感じ?


実際にヤスリで溝を付けて手持ちの8mm青LEDで光らせてみました。

フムフム。キズを付けて白くなったところが乱反射して光るようですね。


光る原理がなんとなく分かったところで、早速溝をギコギコと付けていきました。

溝と溝の間隔が狭いほど光の溝が狭まって明るいみたいなことが書いてあったので、
1mm間隔でギコギコと一本一本やすりを引いて溝を付けていきました。

ギコギコ・・・・ギコギコ・・・・( ̄〜 ̄;)

ギコギコ・・・・ギコギコ・・・・(-_-;;

・・・(`Д´)ノダーッ!面倒くせーっ!!

とてもじゃないですけど面倒くさすぎます! (-_-;; 能率悪すぎ
約1時間やり続けたものの、たったこれだけしか出来ませんでした。
これを4つ作らなければイカンと思うと・・・気が遠くなってめまいがしてきました。

とりあえず今までの成果を見ようと点灯させてみました。

・・・LED点灯部分の近くは明るく光ってるのですが、
下の溝の方はかなり暗くなってしまっています

・・・これがノウハウのあるなしの違いなのでしょうか?( ̄◇ ̄;)
この結果に一気に疲れが出てしまいました ・・・(-。-;)

溝付け加工を諦めしばらくして、
ようやくブツが到着いたしました。



これが発光する部分です。
片側に専用の端子を接続するだけで点灯する様、
ビニールチューブでコートされたビニール被膜に髪の毛より細い(−)線が2本あり
更にビニール被膜を剥くと(+)線を皮膜している白い部分と(+)線と
かなりややこしい構造になっておりました。

どうやらこの白い部分が発光するみたいです。
・・・で、この白い部分をジ〜と見たのですが・・・
ネオンというよりかは、EL発光体の帯を巻きつけている?

・・・そんな感じがしました。 ( ̄〜 ̄;) う〜ん

(−)線

(+)線

で、早速専用の端子に取り付け、
シガーソケット一体型インバーターに接続してみました。

・・・う〜んほのかな光・・・ ( ̄◇ ̄;)
真っ白に光ってイイのですが、いかんせん光量が・・・
明るさを例えると、純正のエアコンボタンの明るさぐらいでしょうか?

室内に取り付ければ中々幻想的な感じで良さげそうなのですが、
本来の目的である、まつぼうの希望にそえるかどうか・・・?

せっかくウン千円出して買ったのに使わないのもナンだしと
片側のみテストを兼ねて装着させてみました。

ディアからヘッドライトを外し、ヘッドライトをバラしました。
ヘッドライトカバー側裏側を見ますと、外枠周りにネジが見えますので、
これを外して、透明カバーと中枠を分離させました。

・・・で、これが外した枠です。
外から見てネオンファイバーをスッキリ見せる為、
丸目の枠の真上部分にドリルで穴を開けました。

穴を開けた後、丸目の枠に沿ってネオンファイバーをボンドでくっ付けていき、
穴にネオンファイバーを通してヘッドライトの中へ這わせました。

色つき接着剤ですと、ネオンファイバーの透明チューブ越しに見えて
ビミョ〜かな?と思い、手元にあった透明タイプのボンドを使用しました。

このタイプのものは色々なものが引っ付いてイイのですが、
どうも今回のビニールチューブとは相性が悪いようで・・・
引っ付けるのに難儀しました

ネオンファイバーを穴に通しヘッドライトの中を這わせ、ハイビーム側へと通し
ヘッドライトを元に戻しました。

このインバーターですが、室内での使用を考えソケットになっているのですが、
使う場所はエンジンルームなので、とりあえずエーモンのメスソケットを買ってきて
赤線をスモール線(+)、黒線をスモール(−)線に繋げました。

とりあえずはこの状態にして、
本採用となりましたら、防水加工をすることにしました。

早速テストをしました。

・・・う〜ん・・・暗っ!(TロT
画像的には外はまだうす明るい感じですが、
実際には、もうそろそろライトをつけなければイカンという感じの時間帯です。
助手席側のスモールと比べると明るさが足らないのがよく分かります。

今の状態、イカリング部分に着目しているので、
輪郭がなんとなく光っているのがわかりますが、
これが一般ドライバーですと、まず気づかないと思います (ToT)/~トホホ〜

日が完全に落ち、ようやくまともに光が確認出来る様になったのですが、
やっぱり助手席側に比べると、光量が足りません(TロT

手軽さを求め、これを選んだのですが、失敗でした・・・
HPを見た感じ、中々明るく光ってるように見えたのですが・・・
夜のお飾りのイルミとなればこれでイイのですが・・・
本来の目的であるスモールランプとしてのイカリングとしては完全に完全に光量不足です・・・(ToT)/~
オマケに相性の悪かったボンドが次第に剥がれていって装着僅か1週間でペロ〜ンと剥がれてしまいました煤iTロT

ただ、メーカーはこういう使い方を推してなく、まつぼうの勝手な選択が生んだ失敗ですので、
本来の使い道であるイルミとして使用ならばイイ感じになるのではないかと思います。